トム・クルーズが冷酷な殺し屋を演じる『コラテラル』から学ぶこと

自分に投資するように本を読むことを「リバレッジ・リーディング」といいます。
自分に投資するように映画を鑑賞することを「リバレッジ・ムービー」ということにします。

映画やドラマシリーズなど動画コンテンツの新しい観賞スタイルを考えてみる

映画を見に行く時や動画配信サイトでコンテンツを選択する時、ユーザーのコメントやブログの映画評を参考にします。
コメントや映画評はだいたい「面白かった/つまらなかった」「よくできている/全然だめだ」「好き/きらい」と観賞軸で語られています。
それらは参考になりますが、もう少しちがう観賞の仕方はできないだろうか、と考えてみました。

なんでそんなことを思いついたかというと、最近、映画、DVD、ブルーレイに加えて定額見放題のHulu、Netflix、Amazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスがスタートしているからです。つまり、コンテンツを見る選択肢は広がっているのだから、観賞の仕方ももっとバリエーションがあっていいだろうと考えました。

そこで、自分に投資するように映画を鑑賞できないだろうか?と考えました。
ここでは仮に「リバレッジ・ムービー」と名付けておきます。
映画やドラマシリーズを見て、自分は何を学んだか、を重視する観賞スタイルです。

観賞する作品はトム・クルーズの『コラテラル』

2004年に公開された作品ですが、現在(2015年10月)、Hulu、Amazonプライム・ビデオで視聴できる『コラテラル』を取り上げます。

『コラテラル』はタクシーの運転手が殺し屋を乗せたことから事件にどんどん巻き込まれていくストーリー。
殺し屋はトム・クルーズ、運転手はジェイミー・フォックスが演じています。

詳しいストーリーはネタバレになるのでここでは触れません。

その代わり、『コラテラル』の概略を紹介します。

『コラテラル』とは巻き込まれるという意味です。
殺し屋の殺人に巻き込まれる運転手というニュアンで使われています。

同時に主人公の運転手が人生に対して受け身の人物として描かれています。
物語が始まった段階でいい人だけど積極的に行動しないキャラクターとして描かれます。

乗り合わせた女性(検事)と話が弾みますが電話番号とか聞けないのですね、彼は。
タクシーを降りて去っていく彼女をミラー越しにみてちょっとがっかりしています。
でも、女性の方が気を利かせてタクシーに戻り彼に名刺を渡してくれます。

その直後に乗り合わせたのがトム・クルーズ演じる殺し屋。
ジェイミー・フォックス演じる運転手は殺し屋が次々と起こす殺人事件に巻き込まれていきます。

一瞬、殺し屋がセミナーの講師に見える

実は運転手は「セレブ相手の超高級リムジン配送会社のオーナーになる」という夢を持ち、先ほどの女性や母親に吹聴しています。
でも、実際はタクシーの運転手。本人は「腰掛けのつもり」みたいな言い訳をしますが、すでにタクシー歴12年。

殺し屋と運転手はニッチもサッチもいかない状況の中でこんな会話をします。

殺し屋「(運転手に向かって)リムジン会社設立のためにいくら貯めた?」
運転手「余計なお世話だ」
殺し屋「いつか夢がかなうと思っているのか?ある夜、目を覚まして気づくはずだ。夢はかなうことなく自分が老いたことを。お前は本気でやろうとしない。」
運転手「・・・・・」
殺し屋「リムジン(を購入するため)の手付金くらい打ったらどうだ?あの(名刺をくれた)女に電話は(するのか)?」

無言の末に運転手はやっと答えます。
「俺は自分の生き方を考えて来なかった。(こんな風になれたいいな、と)思うだけだった(だから、俺は行動を起こしてこなかった)」

この会話のあと、運転手の決断と行動で物語は大きく動き出します。

「いつか夢がかなうと思っているのか?」と問いかける殺し屋のトム・クルーズはセミナーの講師か勉強会のフェシリテーターみたいでした。

さて、リバレッジ・ムービーで『コラテラル』から学んだこと。
それは殺し屋が教えてくれた「いつか夢がかなうと思っていてはダメ!行動に移せ!」というメッセージでした。
いずれ運転手を殺そうと考えている殺し屋に人生の教訓を言わせるところがニクイですね。

まとめ

  • 自分に投資するように映画を鑑賞する「リバレッジ・ムービー」で『コラテラル』をチェック
  • 『コラテラル』はトム・クルーズ、ジェイミー・フォックス共演の巻き込まれ型サスペンス
  • 殺し屋から学んだこと。「いつか夢がかなうと思っていてはダメ!行動に移せ!」

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