伊藤 嘉明・著『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事術』はオススメ

今回、書評で取り上げるのは『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事術』(東洋経済新報社)です。
サブタイトルは『なぜ、よそ者が「業界のベテラン」に勝てるのか?」。

常に不利な状況から部署や会社を立て直してきた

この本を思わず買ってしまったのは、かつて僕も関わっていた業界の話が書いてあったからです。
著者・伊藤 嘉明さんのプロフィールは以下の通り。

2000年 31歳で日本コカ・コーラの最年少部長に就任。
 2004年 デルに入社。8期連続未達だった部署を7期連続達成の常勝軍団に変身させる。
 2007〜8年、レノボ、アディダス・ジャパンなどで要職を歴任。
 2009年 ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント入社。マイケル・ジャクソンのDVD『THIS IS IT』を業界の常識を覆し、大ヒットさせる。
 2014年 ハイアール アジア代表取締役兼CSO就任。

僕はDVDやブルーレイの仕事をしていたので伊藤さんのソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント時代の話が特にハマりました。

マイケル・ジャクソンのDVD『THIS IS IT』の売り方で伊藤さんは勝負に出ました。

レンタルやセルの業界はTSUTAYAとGEOが注文数で売上数がほぼ決まります。過去データから数字が読めてしまうのです。
会社の部下たちが「35万枚売るのだって難しい」といっているのに、よその業界からやってきた伊藤さんは過去データや数字を無視して「200万枚売る!」と宣言します。

余談ですが、僕も、常識を打ち破るようなことを宣言するプロデューサーと仕事をしたことがあります。
その時のことを具体的には書きませんが、正直、僕は「このプロデューサー、何をいっているのだろう?」「頭、大丈夫だろうか?」などと思いました。
でも、その方はちゃんと作戦を持っていて常識を覆す大成功を収めました。
時々、いるんです。そういう天才みたいな人が。
伊藤さんも間違いなくそういう人です。
販売チャネルの拡大という発想の転換で「『THIS IS IT』を200万枚売る!」宣言を達成してしまいます。

人生はたったの一度きりだ。自分を信じて突き進もう。

『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事術』には色々なエピソードが収められ、不利な状況から逆転していく話はワクワク感さえ感じました。おかげであっという間に最後まで読み通しました。経営者の方の自伝的な内容ですが、読み終えると元気を貰えます。

本文中にとてもいい言葉がありましたので以下に引用します。

何かを成しとげるのに、経験も知識も年齢も関係ない。
「やってやる」という気持ちと、やりとげるために最善の努力をする覚悟があるかどうかだけが、できるかできないかを分つのだ。(133P)

自分でコントロールできないことに期待するのは、愚か者のすること。(136p)

人生はたったの一度きりだ。人の言うことを聞いて終わるより、自分を信じて突き進もう。

知識よりも経験よりも姿勢が大事だ。(略)姿勢とは、たとえば、前向きなマインドであり、新しいことを取り入れるために全力を尽くす覚悟のこと

まとめ

  • 『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事術』は業績の悪い部署・会社に入り成果を上げてきた伊藤 嘉明さんのこれまでの経験をまとめた本
  • 様々なエピソードが語られ、あっという間に最後まで読み通せ、元気が貰える本
  • 経験に基づいた「いい言葉」がたくさん収録されている

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