Apple Musicは音楽の進化をさらに加速させるか?

アップルの新しい音楽配信サービスが今月(6月)の30日から始まる。

日本も同じタイミングでスタートするだろうと予想されている。

インターネットでデータを受信しながら再生する「ストリーミング」で音楽を聴くことになるらしい。

月額1200円くらいで3000万曲以上が聴き放題になるという。

といったニュースを読みながら、初めて音楽を聴くようになった頃を思い出していた。

そして、音楽メディアの進化のスピードに気づき、音楽メディアの10年後がどうなっているのか検討がつかなくなった。

昔、音楽体験には「匂い」があった。

ぼくはレコードの時代、CDの時代、データの時代を体験して来た。

ぼくが初めて買ったロックアルバムはデビッド・ボウイの『アラジン・セイン」。

確か、中学1年か2年の頃。大きなLP盤はビニールの封を切ると独特の匂いがした。

印刷に使うインクの匂いだと思うが独特の感じがあった。それを嗅ぐと物凄くワクワクした。

この匂いはCDになって無くなった。

もちろん、ダウンロードにもストリーミングも無臭だ。

レコードはカタチのあるモノだった。

それが数十年でカタチのないモノへと進化していった。

音楽メディアの進化は加速する。

レコードの時代が終わり、CDの時代になった時、ぼくはプランナーとして働いていた。

レコード会社の依頼でCD時代のショップコンセプトとプロモーションの提案書を作ったことがある。

その仕事をしながら、CDは音楽の聴き方、楽しみ方を変えることを確信した。

そして、CDの未来がずっと明るいと思っていた。ところが、今やそのCDも時代送れとなりつつある。

インターネットでデータを受信して音楽を聴く発想がポピュラーになるのは2000年以降だ。

レコードの時代からCDの時代まではだいたい100年くらいあった。

CDの時代からネットの時代まで約30年。

音楽メディアの切り替わるタイミングはどんどん早まって来ている。

予測がつかない音楽の20年後。

100年、30年というタームで劇的なモデルチェンジが行われて来たのだから、次はもっと短いタームかもしれない。

そう思うと、10年か、20年後、音楽の聴き方は劇的に変わっている可能性がある。

そのとき、「アップルの音楽配信なんて古いよね!」といっているのだろうか。

あるいは、次の新しい音楽試聴サービスをアップルが提案しているのだろうか?

アップルの参入で音楽業界のライバルたちは戦々恐々としているけれど、歴史的視点で考えると、すぐ、次の進化を研究し始めた方がいいと思う。

ぼくたちも「Apple Music」を聴きながら音楽の次の進化について考えてみよう。

まとめ

  • アップルの新しい音楽配信サービスが今月(6月)の30日から始まる。
  • 音楽メディアの進化のスピードはどんどん速まっている。
  • 10年か、20年後、音楽メディアの予測は難しい。

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