すべては「一行」から始まる

今日は「一行」についてのお話です。

企画、広告、映画、そして、ブログとそれぞれに名称のことなる「一行」が存在します。

ジャンルによって役割も微妙にちがいます。

でも、どのジャンルの「一行」も重要な役割を果たすという点が共通しています。

「一行」の種類

以下に、各ジャンルとそのジャンルで重要な役割を果たす「一行」をまとめました。

ジャンル:企画(プランニング)/一行の名称:コンセプト

ぼくはプランナーという職業なので、企画の仕事で打合せをしていると「この商品をどうすれば売れるか一行にまとめてください。」と言われる時があります。

企画の場合、この一行を「コンセプト」とよびます。

コンセプトは企画の全体を貫く基本的な考えという意味です。

広告やプロモーションのプランニングの場合、戦略と表現の方向性(アイデア)を短い言葉でまとめたコンセプトを作ると喜ばれます。

ジャンル:広告/一行の名称:キャッチコピー(ヘッドライン)、タグライン

コンセプトを基にプロモーションやキャンペーンを組み立てたり、CMやPV(プロモーションビデオ)、新聞や雑誌などの広告を作ります。

広告には「キャッチコピー」と呼ばれる一行があります。

キャッチコピーとは、商品やサービスなどの宣伝をするために消費者にアピールすることを目的とした宣伝文句のことです。

例えば、「100人乗っても大丈夫」(イナバ物置)とか「初恋の味」(カルピス)とか。

キャッチコピーはヘッドラインという時もあります。

ヘッドラインは新聞などに使われる見出しという意味です。

もうひとつ、広告にはキャッチコピーと似ていて異なる「タグライン」があります。

これは企業やブランドを分かりやすく伝えるためのメッセージであり、マニュフェストのような役割を果たします。

例えば、「カラダにピース」(カルピス株式会社)とか「インテル入っている」(インテル)とか「心も満タンに」(コスモ石油)とか。

ジャンル:映画/一行の名称:ログライン(ワンライン)

映画のシナリオには「ログライン」または「ワンライン」と呼ばれる、重要な役割を果たす一行があります。

ログラインとはシナリオの内容を1行に要約したもの。

例えば、以下のログラインはブルース・ウィリスの大ヒットシリーズ第1作『ダイ・ハード』につけられたものです。

警官が別居中の妻に会いに来るが、妻の務める会社のビルがテロリストに乗っ取られる。
(SAVE THE CATの法則 27ページより)

映画を見た人なら分かりますよね?

この40文字に全て要約されていることが!!

映画化される前、映画会社の重役たちはこのログラインを見て「面白そうだな」と思うとシナリオを手に取りページをパラパラめくりだすのです。

映画会社には膨大な数のシナリオが持ち込まれるので、手に取って読んでもらえなければゴミ箱行きです。

この第一関門を突破するのが難しく、ログラインの出来、不出来で勝負が決まります。

野球でいえばトップバッターのポジションであり、イチローのようなログラインが求められます。

ジャンル:ブログ/一行の名称:テーマ

例えば、立花岳志さんのブログなら「No Second Life」、J.Matsuzakiさんのブログなら「システム屋から音楽家へ!」が有名なブログ・テーマです。

テーマはブログを1行で説明する文章です。

ちなみに当ブログのテーマは「未来を楽しもう。」です。

未来を楽しむためのキーワードは「ブログライフ」と「フリーランス」と「本」であるというのがこのブログの主旨です。

本ブログのテーマが良い例とはいえまえせんが、ブログにも「テーマ」という大切な一行が必要です。

企画、広告、映画、ブログ…それぞれジャンルはちがいますが、それぞれに重要な役割を果たす1行があります。

それぞれのジャンルで共通しているのは、この一行から全てが始まる、ということです。

ブログのテーマ設定やブラッシュアップする時、他のジャンル、例えば広告や映画の「一行」を参考にすると、いいインスピレーションが得られかもしれません。

ブログを書いていなくても、自分を説明する「一行」を開発しておけば自己紹介の時などに役立ちます。

まとめ

  • 企画、広告、映画、ブログなど、様々なジャンルに重要な役割を果たす「一行」がある。
  • 重要な一行は、企画ではコンセプト、広告ではキャッチコピーとタグライン、映画ではログライン、ブログではテーマと呼ばれている。
  • ブログのテーマの設定やブラッシュアップの時、他のジャンルの「一行」が参考になる。
  • 自分を説明する「一行」を開発しておけば自己紹介の時などに役立つ。

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